今回ブログをはじめるきっかけとなったのは、「眼瞼下垂手術」。
私の場合、その元をたどっていくと、アトピーにつながります。
アトピー性皮膚炎とは
痒みを伴い慢性的に経過する皮膚炎(湿疹)ですが、その根本には皮膚の生理学的異常(皮膚の乾燥とバリアー機能異常)があり、そこへ様々な刺激やアレルギー反応が加わって生じると考えられています。慢性的ではありますが、適切な治療をきちんと受ければ、いずれ治ったと同様の状態になることが期待されます。
~日本皮膚科学会 Q&Aより~
幼少期の記憶
我が人生、一番古い記憶は
母親に脚の付け根やお尻にシッカロール(ベビーパウダー)を
パフで付けてもらっているところ
幼少期から自分の汗に反応して痒くなってしまう体質でした。
どうやら、痒みに弱い傾向があるようで
右瞼上、左瞼端にある傷跡は水疱瘡にかかったとき引っ掻いた跡です。
私は3人姉妹の末っ子、姉妹の中でこのような体質は私だけ。
子どものころ、汗ばむ季節になると、あちこち痒がる私に、
「大人になったら治るからね」と周囲から言われ続けていました。
さて、それから40年以上経ちますが、
程度は違えど、まだまだ、痒みとのお付き合いは続いています。
(まだ大人に成り切れていない、ということなのでしょうかねぇ)
今回はそんな私が普段行っている、アトピーとのつきあいかたです。
① 季節の変化は痒みでわかる
今、住んでいる都内での生活は30代半ばから
それまで地方&山に近い土地で生活しており、
当時はあまり気になりませんでしたが、
都内で生活するようになって
冬~春 / 春~梅雨 / 梅雨~夏 / 夏~秋
各季節の変化が痒みわかるようになりました。
(特に目の痒みがひどく、たまらず擦ってしてしまい眼瞼下垂へ)
実はこれは雑草に関係があります。
以前、アレルゲンの血液検査をしたとき、
一般的な花粉症で知られる「イネ科」や「スギ」では反応がなかったのですが
「ヨモギ」(雑草花粉)に反応がありました
都内だと、郊外よりもビルが多く土の面積少ないので雑草の花粉が舞いやすいく、
私は空気中に漂う雑草花粉に反応しているようです
雨上がりの晴天は雑草も動きがあるようで、特に痒くなります。
季節ごとに生える雑草の種類も異なるでしょうから、痒みが出てくると
そろそろ季節が変わるんだなぁと(雑草が生え変わる時期)感じてます。
この変化の感じ方は、できれば感じたくないものなんですけどね。
② ノーファンデーション
子どものころから、汗で反応しても痒くなる体質だったので、
痒みを感じると無意識に手が痒みを感じるところへいってしまいます。
どうしても痒みが抑えきれないときは、水で冷やして痒みをごまかしたり。
そのため、顔にも余分なものを付けたくありません。
(いつでも顔が洗える状態で過ごせることが前提の生活 )
学生時代は理系(農学部)だったこともあり、幸い?メイクをしている子は周囲に少なく、
(むしろ、学部内の女子は中型二輪免許をとってツーリングするほうが流行っていた)
新卒で入った会社はメーカーで現場や検査だったこともあり、
きちんとメイクしてすごしたのは、就活と入社後の研修期間くらい。
普段の生活はアイブロウと口紅を使う程度です
(うす~く固形のベビーパウダーを使うこともありますが)
自分の顔については「40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て」の如く
普段の感情や思考をいかに「きげんよく」過ごせるか、の方が大事だと思っているので。
今回、眼瞼下垂手術で鏡を自分の顔を見る機会が増え、
「年相応にシミができてきたなぁ」としみじみ感じていますが、
まぁそれはそれ、あまり氣にしてません。
③ 髪型はショートボブ
「アトピーは大人になったら治るからね」と言われて育ち、
世間で「大人」と言われる年齢になってずいぶんたちますが、
未だ痒くなります。
頭皮もしかり
若かりし頃はロングヘアだった時期もわずかにありますが、
夏場になると髪を結ぶと頭皮に汗がたまり、
髪を下ろすと首筋に熱がたまります。
もともと私の髪質は細く、まとめるのも苦手でヘアゴムでくくるしかできません
(パーマもかけたことありますが、
すぐに落ちる&パーマ液でかぶれてしまった苦い過去も)
この15年、ずっとショートボブです。
春~梅雨~夏、と季節が動く時期、外氣の湿度と気温が上昇します。
そうなってくると、私は髪の毛が顔にかかるだけでも痒くなってしまうので、
髪の毛が極力顔にかからないように&風通しがよくなるように、
この時期はショートボブがさらに短くなります。
できることなら坊主にしたいと、この時期思うのですが、毎年全力で家族に却下されます。
(もっとも後頭部が絶壁で頭の形がきれいではないので、坊主はちょっと恥ずかしい)
おまけ
血液検査をしたときに、一番反応していたのが「マラセチア」(真菌)。
肌に常に存在している「常在菌」と呼ばれる菌です。
(顔や背中、頭皮に多いと言われています)
今回のノーファンデやショートボブは
結果的に自分なりに身に着けた対マラセチア生活となっていたようです。