きっかけは便通改善のため
一年を通して流通しているキャベツ
料理の使い勝手がよく、値段もキャベツ半玉で100円前後、一玉で200円前後と
お得感のある金額なこともあり、冷蔵庫に常備しています。
キャベツをよく食べるようになったのは、
クセのない味とシャクシャクとした歯ごたえでたっぷり食べた気分になることと、
キャベツを食べるとお腹の調子が良くなることに気がついたから。
もともと私はお腹に膜下筋腫(子宮筋腫の一種)があり、
それが腸を圧迫して便通がよくありません。
スッキリしないので若い頃は便秘薬に頼っていたこともありましたが、
薬を使うたびにお腹がキリキリと痛くなるのがイヤになってきて、
徐々に使わないようになり、別の方法をとるようになりました。
(この10年ほど便秘薬は使ってません)
それは、意識して毎日歩くようになったことと、
キャベツを積極的に食べるようになったこと。
最近は「にがり」もプラスでさらに快腸(快便)になってます。
アトピーは腸の環境と切っても切り離せない関係
キャベツを積極的に食べることで快腸となってきました。
キャベツには便通改善以外にもアトピーにも嬉しい効果があるようです。
今回はそんなキャベツを紹介します
キャベツに含まれる栄養
ビタミンU
キャベツは「ビタミンU」(キャベジン)を多く含みます。
胃腸薬で有名な「キャベジン」、その胃粘膜修復成分はビタミンUからきています
ビタミンUの働き
・胃腸粘膜を丈夫にする
・荒れた胃腸壁を治し、正常に整える
・ヒスタミンを不活性化させる
胃腸の働きを整えるだけではなく、
アレルギー症状をひきおこすヒスタミンの働きを抑えてくれる働きがあるのは、
うれしいですね
ビタミンC
キャベツはビタミンCが100g中に44mg(※)と淡色野菜の中でもトップクラスに含まれています。
ビタミンCの働き
・抗酸化作用が強く、有害な活性酸素から体を守る働きがあります
(免疫力を高める働きにもつながります)
・抗ヒスタミン作用により、血中ヒスタミン濃度を減少させ、
かゆみを低減させる働きがあります
・コラーゲンの生成を促進することにより皮膚や細胞を丈夫にします
食物繊維
キャベツには食物繊維が100g中1.8g(※)含まれています。
キャベツの水分は約93%、残り7%のうち食物繊維が2%含まれているということは、
キャベツにはたっぷり食物繊維が含まれていると言えます。
食物繊維は「水溶性」と「不溶性」の2種類ありますが、
キャベツは特に不溶性の食物繊維が多くふくまれています。
(水溶性食物繊維)
・小腸での栄養素の吸収を緩やかにしてくれる働きにより、
食後血糖値の上昇を抑える働きがあります
(不溶性食物繊維)
・便のかさを増し、腸を刺激して便通を促します
・大腸内で腸内善玉菌のエサとなり、腸内環境をよくします
ジアスターゼ
でんぷんを分解する酵素「ジアスターゼ」もキャベツには多く含まれています
・消化を助けて胃酸過多、胃もたれ、胸やけなどに作用します
粘膜を強化するビタミンUと合わせてると、キャベツは弱った胃の救世主!
ただし、ジアスターゼの効果を期待する場合、熱を加えるとその効力を失ってしまうので
サラダなど生で食べることをオススメします。
キャベツには、他にも葉酸、ビタミンKやカリウム、カルシウムといったミネラルを多く含み、
アトピーでなくても健康に効果がある積極的に食べたい野菜です。
※印 文部科学省「日本食品標準成分表」より
普段の食べ方
キャベツを使った料理といえば、炒めものやロールキャベツ、サラダと
シャキシャキとした歯ごたえ、クセがないのでどんな味付けにも馴染みやすいこともあり
そのバリエーションはたくさんあります。
(試しに「キャベツ レシピ」とクックパットで検索したところ17.6万品ありました)
アレンジしやすい野菜の一つではありますが、我が家は一品いつも同じものを作ってます。
それは
「塩もみキャベツ」
特に夜ごはんは主食代わりにしています
作り方はとっても簡単
①キャベツを好みの形に切って、軽く塩をふる
・塩は精製塩ではなく自然塩の方がミネラルを多く含むので味がまろやかになります
②軽く手でもみ、水気を切る
できあがり!
塩もみキャベツに黒胡椒とオリーブオイル、もしくはごま油やリンゴ酢を少しかけると
お茶碗一杯、ペロリと食べてしまいます。
さらに日によって、トマトや軽く炒ったちりめんじゃこ、
鰹節をかけたりして味の変化を楽しんでます。
特に「最近食べ過ぎだなぁ」感じるときは、
夜ごはんの最初の一口にこの塩もみキャベツを食べるようにすると、
他のおかずの食べる量がセーブでき、キャベツの効果で胃腸も整えることができます。
おまけ
キャベツは一年を通して食べることができ、
シャキシャキした食感はよく噛んで食べることにつながるので、
ダイエットにも効果があります。
さらに、腸の粘膜を強化し、多く含まれるビタミンCの抗酸化作用で肌の調子を整え
アトピーにも効果があるのはうれしいですね。
毎日食べても飽きなくて、身体の調子も整えてくれる
キャベツが嫌いなひとはいないのでは?と思えてくる
私のなかでキャベツは「食パンマン」みたいな存在です
(このニュアンス伝わるかな???)