鬼胡桃に出会ったはなし

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鬼胡桃に出会った

アーモンド、カシューナッツといったナッツ類が好きで
もちろん、「くるみ」も大好き
ほのかな甘みとコクがありつつも軽い感じ、食べはじめるととまらなくなります。

普段食べる市販のくるみは海外産のものが多く、
私は生まれも育ちも西日本(鳥取)なこともあってか、
国産のくるみには縁遠い暮らしです。

(随分前に東北へ旅行にいったとき「くるみゆべし」や「くるみ餅」などくるみを使った
地元のお菓子に目がハートマークになった記憶が)

気持ちのよい秋晴れとなった休日、山を眺めたくなり
思い立って秩父へ

飯能からはボックス席で 旅気分が上がります

散策している途中「無人販売所」を発見!

殻付きのくるみがぶら下がっています
こんな感じでくるみが売られているの、初めてみました。

くるみ、食べるのは好きですが殻付きのものを触るのは初めてかも?
親切に食べ方も書いてあります。
おもしろそうなので一つ買ってみました。

ミニトマトとミニカボチャも一緒に購入

鬼胡桃って?

私が購入した「鬼胡桃」は日本古来の在来種(縄文時代からあったとか?!)で
「和ぐるみ」とも呼ばれていて、鬼のように固い殻に包まれています。

Wikipediaより

市販でよくみかけるカリフォルニア産のくるみは「ペルシャグルミ」で
殻は鬼胡桃と比べてかなり薄いつくりです。

どこに生息している?

くるみはクルミ科クルミ属の落葉高木で高さ20メートル以上になる落葉樹。
山間部の沢から川岸、海岸まで生えています。
日本で自生しているのは姫胡桃、鬼胡桃、信濃胡桃、テウチグルミ(カシグルミ)など。

2018年の国内のくるみ生産量の日本一は青森県で56.9%と半数以上を占めています。
その次は長野県で40.3% この2県で9割占めてます。
青森県、長野県ともに豊かな山々に恵まれている印象ですね。
(長野のくるみ菓子食べてみたい)

鬼胡桃の栄養

鬼胡桃は採りたてで50%、熟成すると60%の脂質を含みます。
その脂質の中でオメガ3脂肪酸が占める割合が極めて高く。
オメガ3脂肪酸は健康によい脂肪酸で、
血液をサラサラにする作用、アレルギー抑制など幅広い効果が期待されています。

鬼胡桃を割ってたべてみた

無人販売所に書いてあった割り方は「手っ取り早いのは金槌」
しかし金槌だと力任せに振り上げて粉々に割ってしまう自信がある。

他にやり方がないかと調べたところ、フライパンで乾煎りすると割れ目が開き、
そこから割ることができるとありました。

さっそく試してみます

一晩水につけて

フライパンで乾煎りします

さて、お味のほどは

「ん?!」

普段たべている(カリフォルニア産)くるみと味が違う!
いつものくるみより淡白だけど、噛むとジュワと油分を感じる
これは、東北でたべた「くるみゆべし」のあの味だ!
(東北は鬼胡桃の産地、そりゃそうだ)

縄文時代からあったそうなので、
日本人の祖先はこの味を味わってたんだぁとも思いながら
鬼胡桃、初めて殻を割ってたべました

これは美味しい!

どこかで出会ったらまた味わいたい、鬼胡桃

私は量が少なかったので、フライパンで煎る方法にしましたが、
量が多い場合はこちらの和ぐるみ割り器を使ったほうが早いかも

おまけ

鬼胡桃と一緒に買ったかぼちゃは美味しくいただいた後、種をフライパンで煎って

こちらはカリッと香ばしいおやつになりました

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