アトピーとのつきあいかた 湯シャンしてます

アトピー
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頭がかゆい

私のアトピーは「マラセチア」がアレルゲンとなり痒くなってしまう体質です。

マラセチアは皮膚に存在する常在菌で好物は「皮脂」
人の体で皮脂が多い場所の一つに「頭皮」があります。

頭皮の皮脂が大量に分泌されると、マラセチアが多くなり頭皮にかゆみをひきおこします。

私の場合もしかり

特に汗をかきやすい夏場は頭皮も風通し良くしておきたいですし、
頭皮も清潔にしておきたいもの。

しかし、疲れてお風呂に入らず寝てしまった翌日は頭がかゆくなってしまうことも。

シャンプーがあわなくなってきた

20代の頃は市販のシャンプーでも問題なく使用できていたのですが、
30代中頃から市販のシャンプーを使うと1週間くらいは問題ないのですが
(むしろ、サラサラヘアになる♪)

シャンプーに含まれている合成化学物質に頭皮がまけてしまうのか?
シャンプーをした翌朝、頭がかゆくなるようになりました。
かゆみが出てくると、かゆみに対して無意識に手がいってしまうので、
湿疹→かさぶたへの悪循環が始まります。

頭皮にやさしい、敏感肌用などうたっている無添加シャンプーを
いろいろと試してみました。

市販のシャンプーよりはかゆくなりにくいのですが、
それでも使用期間が長くなると徐々に合わなくなってきました。

シャンプ&リンスから石鹸&クエン酸リンスへ

いろいろとシャンプーを試したのですが、
どうも含まれる成分があわなくないようだったので

それなら!と余計な成分が入っていない
固形の「純せっけん」を試すことにしました。

(純せっけん:脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウムが98%以上のもの)

頭皮の皮脂は「弱酸性」、せっけんは「弱アルカリ性」なので、
せっけんで頭を洗うと頭皮に優しい上に洗い上がりがスッキリ!
皮脂への洗浄力はせっけんで洗うほうがシャンプーより勝ります。

ただ、頭皮はスッキリですが、せっけんの弱アルカリ性で
髪の毛のキューティクルが開いてしまい、
せっけんで頭を洗っただけでは、髪の毛がきしんでしまいます。

そこで、弱アルカリ性に傾いたキューティクルをもどすため
「クエン酸」でリンスをします。

・クエン酸リンスのつくり方
容器に水300mlに対してクエン酸を30g加えてまぜるだけ

クエン酸は口に入れるわけではないので、
ダイソーやセリアなど100円均一に並んでいるものでもOK。
容器もペットボトルや100円均一にあるプラスチック容器でOKです。

ただ、このクエン酸リンス、防腐剤は入っていないので、
一度にたくさん作ると容器にカビが生えてくる場合もあり
少量づつ、こまめにつくることをオススメします。

・クエン酸リンスの使い方

①使うときは洗面器に半分ほどお湯をくんで、クエン酸リンスを大さじ2くらい入れる

②よく混ぜる

③洗面器のお湯に髪を浸す
(頭皮にはなるべくかからないようにします)

④髪をお湯でしっかりすすぐ

容器に入っているクエン酸リンスでは酸性度が高いので、お湯で薄めて使います。
クエン酸にふれることで髪の毛のキューティクルは引き締まるので、
時間を置く必要はありません。

そして湯シャンへ

市販のシャンプー&リンスからせっけん&クエン酸リンスに変えて数年

・・・

あぁやっぱり、かゆみ → 湿疹へ

市販のものにくらべて、格段にかゆみも起こらなくなり、
比較的、頭皮の状態は良かったのですが、
それでもストレスや食生活など、体調のバランスがくずれると
かゆみ → 湿疹 → かさぶた の悪循環が始まります。

どうしたものか、と思った時「湯シャン」のことを思い出しました。
タモリさんや福山雅治さんも「湯シャン」していると見たことがあるし
作家の五木寛之さんに至っては、ずっと「湯シャン」(というより洗わない)
なのであれだけ髪がフサフサしてると読んだことがある。

湯シャンなら、すすぎ残しの心配もないし、
何より化学成分による皮膚への負担がかからない。

「よし、湯シャンにしよう!」

この際、シャンプーもせっけんも使わず、お湯だけで洗ってみよう!

いろいろ調べたところ、
それまで毎日シャンプーをしていた人が湯シャンに切り替えると
シャンプーで慣れていた皮脂分泌のバランスが乱れてベタつきがでてくるので、
いきなりシャンプー(せっけん)断ちをするのではなく、
徐々に間隔をあけながらシャンプーをつかう頻度を
減らしていったほうが挫折しないようでした。

それまで、せっけんで洗っていた頭皮をお湯だけで洗うようにしていきます。

思いついたのが今年の1月
ちょうど寒い冬場なら、汗もかかないので(夏より皮脂分泌が少ない)

「始めるなら今!」

とせっけん断ちをはじめました。

最初は2日間隔をあけて→3日間隔をあけて、とせっけんで洗う回数を減らしました。
私の場合、冬だったこともあるのか、氣になるほどのベタつきがでなかったので、
そこからは「湯シャン」のみとなりました。

湯シャンのやり方

①お風呂に入る前に髪をよくブラッシングする

②頭にお湯をしっかりかけて頭皮をマッサージする
(もしくは)シャワーを頭にあててお湯を頭皮にとどまるようにしつつ
頭皮をマッサージする
※この時、偏りがないよう頭部まんべんなく頭皮を指の腹で
マッサージするのがコツです

③タオルドライをしたあと、ドライヤーで乾かす

ちなみに、私の場合はお風呂に入った時、
湯船の中で天井を見上げるように後頭部を耳の辺りまで
チャポンとお湯につけて頭皮をマッサージしてます。

おもわず「ふぅ~」と声が出てしまうほど、後頭部をお湯につけると
じんわり頭も温まって氣持ちがよくリラックスできます。

(こんな優雅にできないけれど・・・)

お湯で洗うだけなので、シャンプーやせっけんを使ったときのようなリンスは不要。
必要以上にサラサラせず、ゴワゴワもせず、といった感じです。

湯シャンで正解だったかも?

湯シャンをはじめて半年以上たちますが、臭いやベタつきなどまったく氣になりません。
むしろ、それまでできていた頭皮の湿疹がよくなり、
その後一度も湿疹→かさぶたへの道を歩んでいないのがうれしいばかり。

せっけんで洗わないので、クエン酸リンスも不要となり、
お風呂場がすっきりしました。
湯シャンだと、シャンプー類も不要で経済的にもお得で
頭皮にもやさしいので湯シャンにして正解でした。

しばらく、湯シャン生活を続けていくつもりです。

私の場合、比較的短期間で移行できたのは、

・ショートボブと髪の量が多くないこと、

・汗をかきにくい冬場にはじめたこと

・湯船に頭をつけて頭皮マッサージした

・整髪料を普段から使ってなかった

などがよかったのかもしれません

ロングヘアや髪のボリュームがある方は
もっとゆっくり湯シャンに移行した方が
よいのかもしれません

アトピー体質の方で頭皮のかゆみが出る方、
思い切ってシャンプーをやめて湯シャンにするのも一つの方法です

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