どくだみの季節
6月ごろから街を歩いていると、
道端にどくだみの白い小さな花を見かけるようになります。
「どくだみ」は「ドクダミ科ドクダミ属の多年草」
最盛期は5月~7月にかけて、
繁殖力が旺盛で、日本各地の道端で目にすることができる植物です。
名前に「どく」とついているだけあって、
どくだみは民間薬として毒下しの薬効があるといわれています。
毒を抑えることを意味する「毒を矯(た)める」(正しく治す)から、
「毒矯め(ドクダメ)」→「毒矯み(ドクダミ)」と呼ばれるようになったそうです
(Wikipediaより)
どくだみの効能
どくだみの葉や茎を乾燥させたものは、
生薬として「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれています。
乾燥させたどくだみを煎じて飲んだときの効能は
・デトックス効果(体内の毒素を排出する):
どくだみにはカリウムが多く含まれていて、その働きにより利尿作用があります
むくみ改善にもつながります
・便秘解消:
どくだみに含まれるマグネシウムやミネラル類が腸を刺激して動きを活発にし、
便秘を改善させる作用があります
・アトピーやアレルギー症状の緩和:
どくだみに含まれるクエルシトリンは、
胃壁のただれや傷を治すといった炎症を抑制する効果があり
胃腸の働きを改善する作用があります。
また、デトックス作用で体内の毒素を排出することにより
アレルギー症状の緩和につながるともいわれています。
・冷え性の改善:
どくだみに含まれるフラボノイド類(クエルシトリン・クエルセチン・ルチン)には、
毛細血管を強くする働きがあり、さらに血流の流れを良くするため、
冷え性の改善につながります。
・美肌効果、シミ対策:
利尿効果や毛細血管を丈夫にして血行を良くする効果から、
デトックス作用で新陳代謝がアップするため、
美肌効果、シミ対策に期待があるとされています。
こうやってみると、体内の「どく」を出し、
血行を良くすることで身体に良い効果があるようですね。
どくだみの薬効成分がもっとも高くなのは、5月~7月にかけての花を咲かせる時期。
真菌・カビの一種「マラセチア」にアレルゲンを持つ私は、
ちょうどこの時期アトピーの症状がひどくなりがちなので、
薬効成分が高いこの時期のどくだみ茶を飲むのが良さそうです。
どくだみの思い出から乾燥どくだみを購入しました
子どもの頃からアトピー持ちだったので、
この時期になると母が「どくだみ茶」を作ってくれたり、
お風呂に入れて「どくだみ風呂」にして入ったりしていました。
大人になってからは、庭先や山に咲いているどくだみを採取して、
自分でどくだみ茶をつくっていました。
(どくだみを洗い、根元を束ねて軒先へずら~っと干した風景は圧巻でした)
独特な匂いが苦手な方もいますが、
私は子どもの頃の思い出もあり、どくだみの香りも好きなので
もうすぐ夏がくるなぁと思いながら、どくだみを乾燥させお茶にして飲んでいました。
今はマンション住まいなので、そんな地物のどくだみとは縁遠くなってしまいました。
先日ふと「メルカリ」で検索したところ、
乾燥させた無農薬のどくだみが販売されていたので購入してみました。
お茶にするには、水1Lに半つかみくらいを煮出して飲んでいます。
これだけあれば、夏の間はどくだみ茶で過ごせそうです。
おまけ
メルカリは以前から利用していましたが食品類は意識していませんでした。
今回どくだみがきっかけで、メルカリで食品類をみるようになりました。
「びわ」が終わりそうな時期だったこともあり、さっそく購入しました。
(実家で食べた懐かしい味がします 種は甘露煮に、おまけの葉はお茶にしました)
無農薬で新鮮な作物を直接生産者の方から購入できるのは便利ですね。